『野生動物を知る』第8回ニホンカモシカ
6日(火)午後半休で、岐阜大学の野生動物管理研究センター主催の連続講座。ニホンカモシカの研究者の山田雄作さんの『ニホンカモシカの生態・歴史と現状』のお話。ニホンカモシカの生息域は高山のイメージがありますが・・・本州、四国、九州、海抜0mから高山帯まで。さらに縄張りをもち同じ場所に何世代も住み続け、食物資源を生涯維持する資源保持者。1955年(昭和30年)国の特別天然記念物指定で捕獲禁止。分布は近年里山に拡大してるが、密度は全国的に減少傾向、西日本では著しい密度低下。若い研究者が少ないため、カモシカの農業被害以外はよくわからないのが現状。さらに文化庁が管轄しており、捕獲調査も進まないらしい。クマ、イノシシ、サル、シカよりぜんぜん研究が進んでいない野生動物。三庁合意による管理・個体数調整は・・・お役所の狭間に取り残された動物なんだと実感。これまで全8回(内6回参加)開催の岐阜大学野生動物管理研究センタースタッフさんに感謝。ありがとう。
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